急に髪が減るのは病気の前触れ?脱毛を引き起こす病気とは
女性の薄毛や抜け毛の原因は加齢だけではありません。
とくに最近増えている20〜30代の薄毛の場合には、病気が原因で薄毛や抜け毛になってしまっている可能性も考えられます。
頭皮のトラブルや内臓の病気など、今回は髪の悩みと病気の関係について紹介します。
女性の薄毛や抜け毛の原因は加齢だけではありません。
とくに最近増えている20〜30代の薄毛の場合には、病気が原因で薄毛や抜け毛になってしまっている可能性も考えられます。
頭皮のトラブルや内臓の病気など、今回は髪の悩みと病気の関係について紹介します。
病気が原因の薄毛の場合、体調不良が見た目に現れているということになります。
そのため、解決には原因そのものを治療することが必要です。
髪の毛に症状が現れる病気としてまず挙げられるのが甲状腺疾患です。
甲状腺はのどの気道の周りに位置し、ホルモンを分泌する役目があります。
甲状腺ホルモンには髪の毛の生育を促進する機能があるため、バセドウ病や橋本病といった疾患によって機能の障害が起こると、ホルモンバランスが崩れることによって薄毛が生じてしまいます。
甲状腺疾患になる確率は男性よりも女性のほうがずっと高いため、とくに女性の脱毛との関連性が強いといえるでしょう。
また膠原病による脱毛にも注意が必要です。
膠原病は自己免疫疾患のひとつで、白血球やリンパ球などが自分自身の身体を攻撃してしまうことで発生します。
すると身体のすみずみまで栄養が行き渡ることが阻害されてしまい、薄毛の原因となるのです。
膠原病は20代でもなることがある病気です。
髪の毛が一気に抜けたりした場合は迷わず内科を受診しましょう。
また頭皮のトラブルにも注意が必要です。
例えば脂漏性皮膚炎などの炎症は脱毛の要因のひとつです。
薄毛に悩んでいる場合でも、髪の毛が抜けることを意識して頭をあまり洗わないでいると、逆に頭皮のトラブルを招いてしまいます。
頭皮を清潔に保ち炎症を防ぐためにも、髪は優しく適度にシャンプーするようにしましょう。
貧血や栄養失調も髪の毛のトラブルを招きます。
とくに過剰なダイエットは若い女性の抜け毛の大きな原因とされています。
内臓や皮膚のわかりやすい疾患だけでなく、ダイエットをはじめとする生活習慣もまた髪や頭皮の健康と深く関連しています。
頭皮のケアには食事やストレス、お風呂での髪の洗い方など、生活習慣に気を使うことが大切です。
もし円形脱毛症などストレス性の脱毛になってしまっている場合にも、生活を変えてストレスを減らすことで同じように有効な対策になります。
改善しない場合は心療内科や精神科でも相談してみましょう。
女性の抜け毛の原因はさまざまですが、大きな病気が原因という万が一の可能性も考えられます。
とくに倦怠感や発熱など髪以外にも兆候があるときは、迷わず医師の診察を受けるようにしましょう。元となる病気が分かることで、薄毛への適切な対処を行うことができます。
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