ヘアアレンジは女性をより魅力的に見せる方法。しかし、過剰なヘアアレンジは頭皮を傷めて牽引性脱毛症の原因となります。
どんなヘアアレンジが危ないのか、また髪を引っ張ることにより起こる牽引性脱毛症について、詳しくご紹介いたします。
ヘアアレンジは女性をより魅力的に見せる方法。しかし、過剰なヘアアレンジは頭皮を傷めて牽引性脱毛症の原因となります。
どんなヘアアレンジが危ないのか、また髪を引っ張ることにより起こる牽引性脱毛症について、詳しくご紹介いたします。
ポニーテール、ハーフアップなど、ヘアアレンジが好きな女性も多いですよね。しかし、過剰なヘアアレンジは薄毛の原因になるのです。
牽引性脱毛症とは、髪を引っ張ることによって起こる症状のこと。
長期間特定の部位に負担を掛けると、頭皮の血行が悪くなり、毛の発育を妨げるのです。たまにヘアアレンジをするという場合は問題ありませんが、毎日同じ場所に行うとなると、牽引性脱毛症が起こってしまう可能性が大いにあります。
長期間にわたって髪が引っ張られた状態にあると、頭皮が緊張して、血行が悪くなります。血行が悪くなると、頭皮へ栄養がいきわたらなくなり、髪の育成がストップしてしまい、その部分が薄毛になってしまいます。
ひどい場合は次の髪が生えにくくなることも…
また、ひどい場合は脱毛症状が起こることも。引っ張られて無理やり毛を抜いてしまった場合、毛根にダメージを与え、次に生えてくるはずの毛が生えてこなくなったり、細い毛になってしまったりするので注意が必要です。
ポニーテールなど、頭皮の緊張が強い髪型を続けると、悪化する可能性もあるため、気が付いたら髪形を変えるなどして、ダメージを抑えましょう。
牽引性脱毛症を引き起こしやすい髪形を紹介します!長期的・継続的に以下のような髪型をしている方は注意が必要です。
ポニーテール
いつも同じ場所でまとめている人は注意が必要!
束ねるときに引っ張られるときのダメージは計り知れません。
ひっつめ髪
又はお団子ヘアーなどは、寝癖やヘアースタイルが決まらないときに最適なのですが、こちらも同じく、髪を引っ張ってしまっているので頭皮にダメージが蓄積しています。
三つ編み
真ん中から分け目を作って作る三つ編みなんかは特に危険!
分け目部分の頭皮が引っ張られることによって弱まり、分け目の地肌が大きく透けて見えてしまうようになってしまいます。
エクステンション
最も牽引性脱毛症の危険性が大きいのがこのエクステです、編みこみ式のエクステが一番薄毛につながりやすかったエクステですが、最近ではシール式のエクステなど引っ張る負担が軽減されているものも出てきていますが、 常に同じ場所に負担をかけ続けるエクステンションはまだまだ牽引性脱毛症の原因のトップでした。
眠るときのヘアバンドも強いものは避けて
牽引性脱毛症は、常に頭皮を引っ張られることで起こる症状です。今回例として挙げていなくても、頭皮を引っ張る髪形は注意してくださいね。髪の長い方はヘアバンドをして寝るという場合もあるでしょう。その場合、ヘアバンドも常に皮膚を引っ張り続けており、頭皮に負担がかかっています。できるだけ、同じ髪形を続けないようにしましょう。
「牽引性脱毛症かも?」と思ったら行いたい2つの対処法をご紹介します。
1、引っ張るのをやめよう
まずは髪を引っ張るのをやめましょう。いつも同じ分け目にしているときは分け目を変えたり、エクステをつけている方は思い切ってやめてしまうのも大切。
2、頭皮をいたわって血行不良を改善しよう
頭皮をいたわって、優しくヘアケアをすることも大切です。血行不良を改善するためには、頭皮マッサージもオススメ。地肌を揉むように優しくマッサージしてあげましょう。
また、生活習慣や食生活を見直して、髪と頭皮に良い生活を送ることも大切です。髪を作る元になるたんぱく質や、頭皮を健康的にするビタミン、ミネラルは、食事で積極的に取っていきましょう。また、髪は寝ているとき育ちます。睡眠時間をたっぷりと確保して、髪と頭皮のコンディションを良いものにしていきましょう。
3、育毛剤の前にまずはダメージを取り払いましょう
脱毛してしまうとすぐに生やしたくて、育毛剤などの薬に頼ってしまいがちです。しかし、育毛剤の中には、刺激が強すぎて頭皮を傷めてしまうこともあります。牽引性脱毛症が考えられる場合は、まず原因を取り除く対処をしていきましょう。
それでも治らない場合は、薬を使用したり、専門医に相談したりしてください。
牽引性脱毛症は「毎日同じ髪形はしない」「分け目をこまめに変える」などの工夫で、予防が可能です。またヘアアレンジをした日は、帰ったらすぐに髪を解いて頭皮マッサージを行うなどのケアをすることで、ダメージをやわらげてあげましょう。髪と頭皮にダメージのない生活を送り、健康な髪を保ちましょう!